vol.35
函館・大沼・噴火湾ルート
"市民目線"のおすすめな函館
王道じゃない旅の醍醐味。
それは日常に一歩踏み込んだ、
暮らしに寄り添うカタチ。
函館案内の達人に聞く函館の実り多き旅。
Scenic Byway vol.35 夏秋号 '25(2025年6月時点の情報です)

私がご紹介します
文/中村 幸治
函館西部地区散策の始まりは、まちセンから

函館空港から約20分。函館西部地区散策の始まりは、函館市地域交流まちづくりセンター❶へ。センター長の仙石智義さんとガイドの澤田石久巳さんの2人が笑顔で迎えてくれる。仙石さんはデザイン会社の経歴を活かし、各種広報媒体のデザインや写真撮影も手がける。また多くの市民活動を牽引し、各種講演の講師としても"函館愛"を多くの方々に伝えている。澤田石さんは、元美容師等の経歴から軽妙なトークが楽しい。「相手のニーズをすぐに察して、的確なガイドをするのが仙石センター長の凄いところ」と澤田石さんは語る。2人からもらった『まちセンおすすめ散策ルート』は函館西部地区の散策に必見。2人の言葉を頼りに今までと違った視点での函館散策は楽しく有意義なこと間違いなし。

日本最古のコンクリート電柱

『まちセンおすすめ散策ルート』を手に西部地区を散策。二十間坂を下った先、赤レンガ倉庫群近くにある角柱型の電柱は、大正12(1923)年建造の日本で最も古いコンクリート電柱❷。なんと今も現役で使われている。触れた感触はなめらかだが、その存在感に大火と風雪を耐えた100年の歴史と力強さを感じる。

北海道銘菓『きびだんご』が新たな形で結実

函館西部地区から七飯町へ約30分。国道5号沿いに建つ観光物産施設109"Ziel ❸。西洋農業発祥の地である七飯町の特産品であるりんごと『天狗堂宝船』自社製造のきびだんごを使ったオリジナルパイが人気。サクサクに焼かれたパイの食感ときびだんごの優しい甘さが絶妙なバランス。ありそうでなかったアレンジ餅菓子やコラボレーション餅菓子など新たな商品が生み出されている。

マップ提供/函館西部地区バル街実行委員会

公会堂トークサロンで「古写真」を語る仙石センター長

西部地区のゴミ拾いを指揮する澤田石さん

センター長の仙石智義さん(右)と澤田石久巳さん(左)

函館市地域交流まちづくりセンター ❶
住 所

函館市末広町4番19号

問合せ 0138-22-9700
営業時間 9:00~21:00
休 日 12月31日から1月3日
86 041 313*70
Drive お立ち寄り情報
日本最古のコンクリート電柱 ❷

大正時代、大火の多い街だった函館と歴史的な建物との調和に配慮し、当時主流だった円柱木製電柱ではなく、現場打ちの鉄筋コンクリート造りで角錐形という珍しい工法が採用されている。

100年という長い年月、函館西部地区を見守り続けている

住 所

函館市末広町15-1

問合せ 0138-23-5440(函館市観光案内所)
86 041 462*65
天狗堂宝船の直営店 109"Ziel ❸

道南地域の逸品が集まった大型土産店。なかでもお薦めは、七飯町を代表する天狗堂オリジナル商品の『きびだんごパイ』と"七飯町産レアフルりんご"を使った『アップルパイ』。

一番人気は『きびだんごパイ』
明るく楽しい雰囲気のスタッフの笑顔に癒される
住 所

亀田郡七飯町峠下32-2

問合せ 0138-38-9910
営業時間 9:00~18:00
休 日 無休(年末年始除く)
料 金 きびだんごパイ350円
86 604 548*62
生徒が運営するカフェ『Hako cafe clover』

北海道函館高等支援学校では、『開かれた場・つながる場』をコンセプトに、生徒が生豆から丁寧に選別、焙煎するコーヒーは、本校オリジナル自家焙煎コーヒーとして多くのお客様に親しまれている。

生徒が作る焼きたてパンやランチプレートは完売の人気商品
おもてなしの心で生徒自ら接客
住 所 函館市石川町181番地8
問合せ 0138-34-2110
営業時間 10:00~13:00(ランチ11:00~、パンのみ販売日あり)
休 日 北海道函館高等支援学校HPに営業日掲載
86 314 314*20
Scenic Byway HOKKAIDO

シーニックバイウェイ北海道

シーニックバイウェイ支援センター

〒001-0011

札幌市北区北11条西2丁目2番17号セントラル札幌北ビル4F

9 552 584*33

TEL:011-708-0429(平日 9:00~17:00)

FAX:011-708-0430

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