豊頃町の商店街にある、洋服、雑貨、食器などが並ぶ可愛らしいお店、えらぶLab. ❷。実はここ、『ゼロ・ウェイストショップ』と言って、持ち帰りたい商品を計量し、重さをノートに記載すれば、なんでも自由に持ち帰りＯＫな無償譲渡のお店。ただし、持ち込みは豊頃町民限定。町内の空き家を活用し、持続可能な未来のためにゴミの削減を目的としています。計量の理由は、持ち帰ることでゴミにならずに済んだ量を数字として示し、また、焼却した場合に排出されるCO₂に換算することで、その削減量を見える化するため。環境への貢献度が目に見えて実感できるのは嬉しいですね。

「頑張らないし、楽しいからやっているの」と、代表の朝日直美さんと、メンバーの千葉千栄美さん、坂東秀子さんは口を揃えて言います。現在えらぶLab. は無人で運営し、商品は持ち込んだ人が並べていくスタイル。電気代は、廃品回収や店内のカンパ箱で賄われ、無理なく運営できる体制が整っています。今後は、不用品をリメイクした作品を展示・販売するアップサイクル展など、小さな活動を積み上げることで、社会全体の意識が少しずつ変わるための一助になれば、と語ってくれました。

帯広駅を出発し、隣の幕別町にある老舗のあらかわ菓子舗❶へ。お味が気になる『赤飯まんじゅう』などを購入し、ドライブのお供にしながら豊頃町へ。えらぶLab. で掘り出し物を見つけて持ち帰れば、環境保全に貢献できちゃいます。ドライブの休憩に本別町の喫茶ゆゆひ❸へ。韓国語で『ゆったり』などを意味する店名のとおり、落ち着く店内でひと休み。