vol.35
釧路湿原・阿寒・摩周シーニックバイウェイ
想いが詰まった標柱再建
国道241号 阿寒横断道路の頂上部
昭和初期は『永山峠』と呼ばれ
立派な標柱が立っていた
Scenic Byway vol.35 夏秋号 '25(2025年6月時点の情報です)

私がご紹介します
文/永田 泰浩
釧路土木派出所所長 永山在兼氏

昭和2年10月、『自動車も走行できる周遊観光ルート』目指した全長63kmの『永山プラン』を発表した永山在兼氏は、昭和5年までの3年足らずで阿寒湖畔~弟子屈間の阿寒横断道路を開通させた。そして、翌6年には、地元の有志たちが永山所長の功績を讃えて、阿寒横断道路の双岳台に永山峠❷と書いた大きな標柱を立てた。

永山峠の標柱再建プロジェクト

令和3年6月、シーニックバイウェイ支援センター主催の『人で繋がるシーニックバイウェイプロジェクト』で、永山在兼氏の偉業とともに、永山峠の標柱の存在を再認識したルートメンバーたちは、偉業を後世に伝えるためにも、標柱の再建を目指して活動を始めた。関係機関に理解を得ることや調整が大変だったと話すのは、釧路湿原・阿寒・摩周シーニックバイウェイの桐木茂雄ルート代表。「ただ、終わってみれば、活動の中で永山在兼さんのお孫さんに会えたり、故郷の鹿児島県日置市とつながれたり、タイミングが阿寒摩周国立公園の90周年とも重なったりして、一番いい形になったと思う。やはり縁が大事。ドルじゃない・・・」とこっそり親父ギャグ。

朽ちていく魅力から、錆びていく魅力へ

デザインを担当したのは辻谷ルート運営委員長。弟子屈町役場前のモニュメントが、徐々に錆びて味が出てきたのを見て、ヒントを得た。「旧標柱は木製だったので、年月とともに朽ちていったはず。今回は錆止めを塗らない鉄骨製。年月とともに錆が出て、標柱の表情が変わっていくので、その変化も楽しみにしている」とのこと。永山峠、双岳台をルートの大切な場所として、錆びゆく標柱とともに見守っていく。

夜は美しい星空が広がる永山峠

桐木代表(右)と辻谷委員長(左)

昭和初期に建てられた永山峠の標柱(※弟子屈町提供)

永山峠標柱(双岳台)❷
住 所

釧路市阿寒町阿寒湖畔双岳台

営業時間 24時間
休 日 なし
739 446 359*67
Drive お立ち寄り情報
喫茶エルム ❶

永山峠阿寒湖側でランチを食べるならエルム。ダンディーなマスターの作る熱々の鉄板に2種類のパスタが載ったハーフがイチオシ!笑顔がステキなママの気遣いにも癒されるステキなお店です。

ハーフの大盛!鉄板で少し焦げた麺がまた美味しい
家族経営の温かさがにじむお店
住 所

釧路市阿寒町阿寒湖温泉4-3-33

問合せ 0154-67-2118
営業時間

11:30〜食材がなくなり次第終了

休 日 不定休
料 金 ハーフ900円、ハーフ大盛1,050円、カツハーフ1,150円
739 341 705*71
手打ちそばの両國 ❸

永山峠弟子屈側でのランチは安定の両國さん。お蕎麦はもちろん全て美味しいが、飲んだ翌日なら、そばラーメン+ミニ豚丼のセットで決まり!コリコリの親鳥の身がたまらない。

私のイチオシ!そばラーメン!
87歳の母さんと娘さんの二代で切盛りするお店
住 所

川上郡弟子屈町中央2-9-6

問合せ 015-482-3064
営業時間 11:00~14:00(そばが無くなり次第終了)
休 日 月曜日(祝日の場合は営業し、翌日休業)
料 金 そばラーメン750円、そばラーメン+ミニ豚丼1,200円、かしわそば850円
462 820 797*10
15周年を迎えたくしろ・ねむろ ぐるっと!スタンプラリー

平成23年度に始まったスタンプラリーも15年目を迎えました。COVID-19を超え、知床ねむろ北太平洋シーニックバイウェイとも連携し、シーニックカフェの数も着々と増加して、今年はカフェが17店舗。釧路根室管内の道の駅7箇所と美幌峠の道の駅、釧路空港や中標津空港と連携して開催中です。

ぐるっと!スタンプラリー台紙の表紙
おだいとうの道の駅特別賞も魅力的
Scenic Byway HOKKAIDO

シーニックバイウェイ北海道

シーニックバイウェイ支援センター

〒001-0011

札幌市北区北11条西2丁目2番17号セントラル札幌北ビル4F

9 552 584*33

TEL:011-708-0429(平日 9:00~17:00)

FAX:011-708-0430

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